鳥綱 aves
体表を覆う羽毛は現生の生物群では類例がない固有の形質で、爬虫類から派生し約1億5000万年前のジュラ紀に出現した。前肢が翼を形成し、後肢で二足歩行を行う。骨格は中空、多孔質で軽量のため飛翔に適した体構造を形成しており、長時間の飛翔を支える循環器系や呼吸器系が発達している。現生の脊椎動物で鳥類の嘴に相当する器官を持つ生物は、哺乳類の中のカモノハシのみが類似しており、その他では見られない。鳥類には歯がなく、食物を丸呑みにするため消化器官も発達している。
現生42目、236科、約10600種以上で、日本国内では約700種が確認される。
分類
鳥綱に含まれる掲載中の分類群
鳥綱に含まれる種
現在20種掲載
参考文献
- 岩槻邦夫・馬渡俊介 監修 『脊椎動物の多様性と系統』 裳華房 2006年9月25日
- フランク・B.ギル 著 山岸哲 日本語版監修 『鳥類学』 新樹社 2012年8月1日 第2刷
- 環境省レッドリスト2020掲載種数表 環境省
- Catalogue of Life