生物図鑑

シロハラ

  • シロハラ
    撮影:兵庫県芦屋市 2015年2月16日
  • シロハラ
    撮影:兵庫県芦屋市 2015年2月16日
  • シロハラ
    撮影:兵庫県西宮市 2013年2月22日
  • シロハラ
    撮影:兵庫県神戸市 2013年3月2日
  • シロハラ
    撮影:兵庫県神戸市 2013年3月2日
  • シロハラ
    撮影:兵庫県神戸市 2013年3月21日
  • シロハラ1
    兵庫県芦屋市 2015年2月16日
  • シロハラ2
    兵庫県芦屋市 2015年2月16日
  • シロハラ3
    兵庫県西宮市 2013年2月22日
  • シロハラ4
    兵庫県神戸市 2013年3月2日
  • シロハラ5
    兵庫県神戸市 2013年3月2日
  • シロハラ6
    兵庫県神戸市 2013年3月21日
基礎情報
学名Turdus pallidus
大きさ全長25cm、翼開長39cm
分布・時期西日本に多く本州以南で 10〜4月
生息環境平地から低山の広葉樹林、農耕地、樹林の多い公園など
食物地中の昆虫やミミズ、木の実など

特徴・形態

雌雄ほぼ同色。雄の頭部は暗灰褐色、背以下の背面は茶褐色でオリーブ色味がある。胸以下の前面は灰褐色、体側はやや褐色で腹部は名前の通り白色。嘴は暗褐色で基部が黄褐色。雌は雄に比べ全体的に淡色であるが、雌雄ともに色彩には個体差が多い。 

分布・観察時期・生息環境

ウスリー・アムール川流域、中国東北部、朝鮮半島などで繁殖し、日本、中国南部、台湾、東南アジアなどで越冬する。国内では10月下旬頃に渡来し、積雪の多い地方を避け、多くは西日本にで冬を過ごす。平地から低山の広葉樹林、農耕地、市街地の樹木の多い公園などで見られ、林内の下草の茂った場所や、落ち葉の堆積した暗い場所を好む。

生態

越冬地では主に単独生活をする。開けた墓所には出ず、あまり光の当たらない林の中で落ち葉や枯れ木をかき分け、地中に潜む昆虫の幼虫やミミズ、また木の実なども食べる。
繁殖期は5〜8月頃。樹の枝の分かれ目などに草や枯れ枝、コケなどを集め椀状の巣を作り、3〜4個の卵を産む。国内での繁殖は1990年代に広島県で数例が報告されている。

参考文献

  • 樋口広芳他 『日本動物大百科(4)鳥類Ⅱ』 平凡社 1997年
  • 森岡弘之 編集 宇田川龍男 原著 『原色新鳥類検索図鑑』 北隆館 2003年 新版
  • 真木広造 『名前がわかる野鳥大図鑑』 永岡書店 2012年
  • 中川雄三 監修 『ひと目でわかる野鳥』 成美堂出版 2012年
  • 真木広造他 『日本の野鳥650』 平凡社 2014年
  • 叶内拓也他 『新版 日本の野鳥』 山と渓谷社 2014年

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