カワラヒワ
基礎情報 | |
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学名 | Chloris cinica |
大きさ | 全長14cm、翼開長24cm |
分布・時期 | 本州〜九州で留鳥として一年中。北海道では夏鳥 |
生息環境 | 平地〜低山の林、農耕地市街地の緑地、公園、河川敷など |
食物 | 主に草木の種子 |
特徴・形態
スズメと同じくらいの大きさで、全身がオリーブがかった黄緑色。頭部上面は灰色味が強い。 風切は基部が黄色く飛翔中は目立つ。嘴は肉色。成鳥雌は全体が雄より淡色。
分布・観察時期・生息環境
アジア東部に分布し、日本では本州から九州まで留鳥または漂鳥。北海道では夏鳥で、冬季は本州で越冬。 平地から低山の林、農耕地、市街地の公園、緑地、河川敷など幅広い環境に生息。
日本で3亜種が観察でき、国内で亜種カワラヒワ C.s.minor や 亜種オガサワラカワラヒワ C.s.kittlitzi が小笠原諸島で留鳥。 亜種オオカワラヒワ C.s.kawarahiba は冬鳥として渡来。
生態
から夏の繁殖期はつがいで縄張りを持ち、樹上に椀形の巣を作る。巣作りと抱卵は雌が行い、雄が雛に餌を 与える。樹上や地上で主に草木の種子を採食し、昆虫などを捕ることもある。繁殖が終わると群れを形成する。I
参考文献
- 樋口広芳他 『日本動物大百科(4)鳥類Ⅱ』 平凡社 1997年
- 森岡弘之 編集 宇田川龍男 原著 『原色新鳥類検索図鑑』 北隆館 2003年 新版
- 真木広造 『名前がわかる野鳥大図鑑』 永岡書店 2012年
- 中川雄三 監修 『ひと目でわかる野鳥』 成美堂出版 2012年
- 真木広造他 『日本の野鳥650』 平凡社 2014年
- 叶内拓也他 『新版 日本の野鳥』 山と渓谷社 2014年