生物図鑑

ジョウビタキ

  • ジョウビタキ
    撮影:兵庫県西宮市 2013年3月30日
  • ジョウビタキ
    撮影:兵庫県西宮市 2013年3月30日 「ジョウビタキは人間に興味津々?」
  • ジョウビタキ
    撮影:兵庫県西宮市 2020年2月2日
  • ジョウビタキ
    撮影:兵庫県西宮市 2013年3月30日 ジョウビタキのメス
  • ジョウビタキ
    撮影:兵庫県芦屋市 2013年3月9日
  • ジョウビタキ
    撮影:兵庫県芦屋市 2013年3月9日
  • ジョウビタキ1
    兵庫県西宮市 2013年3月30日
  • ジョウビタキ2
    兵庫県西宮市 2013年3月30日 「ジョウビタキは人間に興味津々?」
  • ジョウビタキ3
    兵庫県西宮市 2020年2月2日
  • ジョウビタキ4
    兵庫県西宮市 2013年3月30日 ジョウビタキのメス
  • ジョウビタキ5
    兵庫県芦屋市 2013年3月9日
  • ジョウビタキ6
    兵庫県芦屋市 2013年3月9日
基礎情報
学名Phoenicurus auroreus
大きさ全長14cm、翼開長22cm
分布・時期冬鳥として日本全国へ渡来 10月〜3月頃
生息環境平地から低山の林縁、疎林、農耕地、市街地の緑地、人家の庭先など
食物昆虫、木の実など

特徴・形態

雄は頭上から後頸にかけて灰白色で、顔から喉までが黒。背と翼は黒褐色で羽縁は色が淡い。初列風切の一部と次列風切、三列風切の基部は白く、翼を閉じた状態でも白斑が目立つ。胸以下の下面はオレンジ色。尾羽も中央を除く外側はオレンジ色。嘴と脚は黒い。コントラストの鮮やかな雄に対して雌は全体が灰褐色で下腹、下尾筒、上尾筒と体下面が淡いオレンジ。次列風切基部の白斑は範囲が狭い。

分布・観察時期・生息環境

アジア東北部で繁殖し、冬期に南下する。日本では冬鳥として全国に渡来。開けた環境を好み、平地から低山の林縁、疎林、農耕地、緑の多い公園など、また人家の庭先にもよく見られる。

生態

非繁殖期は雌雄とも一羽で生活する。日本への渡来直後は目立つ場所で鳴き、縄張り宣言をする。食物は昆虫や木の実など。日本での繁殖例は1983年の北海道の上士幌町での記録の他、2010年に長野県諏訪郡富士見町で2例目、2012年に北海道の上川町で3例目が報告されている。

参考文献

  • 樋口広芳他 『日本動物大百科(4)鳥類Ⅱ』 平凡社 1997年
  • 森岡弘之 編集 宇田川龍男 原著 『原色新鳥類検索図鑑』 北隆館 2003年 新版
  • 真木広造 『名前がわかる野鳥大図鑑』 永岡書店 2012年
  • 中川雄三 監修 『ひと目でわかる野鳥』 成美堂出版 2012年
  • 真木広造他 『日本の野鳥650』 平凡社 2014年
  • 叶内拓也他 『新版 日本の野鳥』 山と渓谷社 2014年

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