メジロ
撮影:兵庫県神戸市 2013年2月2日 撮影:兵庫県神戸市 2013年2月2日 撮影:兵庫県西宮市 2013年3月2日 撮影:兵庫県神戸市 2013年2月2日 撮影:兵庫県神戸市 2013年2月2日
兵庫県神戸市 2013年2月2日 兵庫県神戸市 2013年2月2日 兵庫県西宮市 2013年3月2日 兵庫県神戸市 2013年2月2日 兵庫県神戸市 2013年2月2日
基礎情報 | |
---|---|
学名 | Zosterops japonicus |
大きさ | 全長12cm、翼開長18cm |
分布・時期 | 日本全国 北海道では夏鳥 |
生息環境 | 平地から山地の林、公園、市街地の緑地 |
食物 | 昆虫やクモ、木の実、花の蜜など |
特徴・形態
名前の通り、白いアイリングが際立っている。雌雄ほぼ同色。額から後頸、背にかけて頭部及び背面は黄緑色。喉は黄色で胸から腹は白く、下尾筒は黄色い。脇は褐色でやや紫がかる。風切羽と尾羽は黒褐色。嘴は黒褐色、脚は灰褐色。
分布・観察時期・生息環境
日本、朝鮮半島、中国南部、インドシナ半島など東アジアの温帯に分布。日本では全国で留鳥または漂鳥。北海道では夏鳥。平地から山地の林、公園、市街地の緑地に生息し、人家の庭先でもよく見られる。温暖な地域の常緑広葉樹林では通年観察できる。
日本では6亜種に分けられ、亜種メジロ Z.j.japonicus は北海道から九州、亜種シチトウメジロ Z.j.stejnegeri は伊豆諸島、亜種イオウジマメジロ Z.j.alani は硫黄列島、亜種ダイトウジマメジロ Z.j.daitoensis は大東諸島、亜種シマメジロ Z.j.inslaris は種子島、屋久島、トカラ列島に、亜種リュウキュウメジロ Z.j.loochooensis は奄美諸島、琉球諸島にそれぞれ分布する。
生態
樹上で昆虫やクモ、木の実などを食べるほか、花の蜜を吸う。市街地で観賞用に植樹されるツバキ、ウメ、サクラなどの開花時期にはこれらの蜜を吸いにやってくる姿がよく見られる。繁殖期は3〜7月。巣は椀状で、枯れ草などを集め、木の枝の二叉になった部分にハンモックのように吊り下げて作る。卵は3〜4個を産み、約11日で孵化する。
参考文献
- 樋口広芳他 『日本動物大百科(4)鳥類Ⅱ』 平凡社 1997年
- 森岡弘之 編集 宇田川龍男 原著 『原色新鳥類検索図鑑』 北隆館 2003年 新版
- 真木広造 『名前がわかる野鳥大図鑑』 永岡書店 2012年
- 中川雄三 監修 『ひと目でわかる野鳥』 成美堂出版 2012年
- 真木広造他 『日本の野鳥650』 平凡社 2014年
- 叶内拓也他 『新版 日本の野鳥』 山と渓谷社 2014年