串本の海の生き物たち
( 修正 )
本州最南端、海の生き物のアジト
今回紹介する写真は本州最南端の和歌山県串本町、紀伊大島という場所で撮影されたものです。諸々の事情で10年前の写真なのは非常に申し訳ないのですが(笑)
この周辺の海域は黒潮の影響を受けるため、サンゴを中心とした熱帯の生物群が形成され、世界の珊瑚礁の北限とも言われる貴重な環境です。
この場所へのアクセス
串本町沿岸の海にはこのような切り立った巨大な岩石が立ち並ぶ場所が多くあります。
紀伊半島には透明度の高い海が沢山ありますが、町周辺の海水浴場は必ずしもそうでもないので、少し離れた場所が生き物の観察には最適なのですが、当時私はとにかくこの周辺を散策して見たいという気持ちばかりで、撮影スポットを知っていたわけではありませんでした。ですので、ここを発見できたのは偶然の幸運だったのです。
期待を大きく上回る透明度と沢山の生き物の姿に、まさに驚きの連続でした!
房総半島から九州、沖縄までに分布するカニで、この辺りでもよく出会います。
紀伊大島の海を彩るサンゴたち。串本町沿岸の海は、2005年以来世界的に重要な湿地などを保全するラムサール条約の登録地の一つで、これらのサンゴも保護対象です。非サンゴ礁では世界唯一の登録地となります。
この場所へのアクセス
本州最南端の海はいかがでしたでしょうか。紀伊半島で串本町に最も近い場所の空港は白浜町で、車で約1時間強です。本州の主要な都市からは隔たりのある場所ですが、この周辺では懐の深い自然に出会うこともできますので、是非お立ち寄りになることをお勧めします!