カエルウオ
基礎情報 | |
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学名 | Istiblennius enosimae |
大きさ | 15cm |
分布・時期 | 兵庫県以南から九州南岸までの日本海側、千葉県以南〜種子島・屋久島までの太平洋沿岸、瀬戸内海 |
生息環境 | 岩礁域の潮だまり |
食物 | 海生植物等 |
分類
特徴・形態
全長15cm。体側は暗色の地色に不規則な黄色の横帯があり、中央に切れ込みが入った背鰭は体側とは独立した斜め方向の模様が連続し、臀鰭には縦帯が通る。雌雄の判別は困難。
分布・生息環境
兵庫県以南から九州南岸までの日本海側、千葉県以南〜種子島・屋久島までの太平洋沿岸、瀬戸内海。済州島〜東シナ海沿岸。
岩礁域の潮だまりによく見られる。
生態
植物食性で繁殖期は夏。雄は潮だまりの岩場の隙間で営巣し、周囲を縄張りとして雌に求愛する。雌の産卵後は孵化まで雄が卵を見守る。敏捷で好奇心旺盛。
参考文献
- 吉野雄輔 『改訂版 日本の海水魚』 山と渓谷社 2018年
- 小西秀人 『写真探索・釣魚1400種図鑑』 株式会社KADOKAWA 2019年
- 中坊徹次 『小学館の図鑑Z 日本魚類館』 小学館 2022年 第6刷
- Tomoki Sunobe, Takanobu Ohta & Akinobu Nakazono “Mating system and spawning cycle in the blenny,Istiblennius enosimae, at Kagoshima, Japan”, Springer Nature