生物図鑑

ニホンカモシカ

  • ニホンカモシカ
    撮影:兵庫県神戸市 2022年9月5日 
    神戸市立森林植物園
  • ニホンカモシカ
    撮影:兵庫県神戸市 2022年9月5日 
    神戸市立森林植物園
  • ニホンカモシカ
    撮影:長野県岡谷市 2022年3月25日 
    やまびこ公園
  • ニホンカモシカ
    撮影:長野県上伊根郡 2004年頃
  • ニホンカモシカ
    撮影:長野県上伊根郡 2004年頃
  • ニホンカモシカ1
    兵庫県神戸市 2022年9月5日 
    神戸市立森林植物園
  • ニホンカモシカ2
    兵庫県神戸市 2022年9月5日 
    神戸市立森林植物園
  • ニホンカモシカ3
    長野県岡谷市 2022年3月25日 
    やまびこ公園
  • ニホンカモシカ4
    長野県上伊根郡 2004年頃
  • ニホンカモシカ5
    長野県上伊根郡 2004年頃
基礎情報
学名Capricornis crispus
英名 / 漢字Japanese Serow / 日本羚羊
大きさ頭胴長105〜120cm、肩高70〜75cm、尾長6〜7cm
分布・時期本州〜九州で一年中
生息環境低山帯〜亜高山帯までの森林、分布北限近くでは海岸周辺も
食物木の葉、樹皮、草、ササ類

特徴・形態

頭胴長:105〜120cm、肩高:70〜75cm、尾長6〜7cm、体重:30〜45kg。茶褐色〜灰褐色の体毛は東北のものはより白味がかる傾向があり、四国の個体はより黒くなるなど地域により異なり、北日本のものはより体が大きい。頭部の2本の円錐状の角はシカのように枝分かれせず、抜け落ちることもない。

分布・観察時期・生息環境

カモシカは日本固有種で、本州、四国、九州の低山〜亜高山帯の森林に生息する。生息の北限は下北半島で、周辺では集落や海岸付近にも現れる。

生態

木の葉、草、笹、冬は樹皮も菜食する。通常単独行動で、険しい岩場でも身軽に動き回る。眼窩腺、蹄間腺から出る分泌物を木の幹や枝、岩や地面にこすり付けてマーキングを行い、縄張りを示す。
繁殖期は秋で、翌年の春に1頭の子を産み、子は1年間は母親と連れ添って行動する。

人との関わり

体毛が良質で、以前は防寒着や敷物として使われたこともあり、山間部では狩猟の対象となり食肉として利用されたが、現在は特別天然記念物に指定され保護されている。環境省のレッドリストでは九州地方、四国地方、紀伊山地、鈴鹿山地のカモシカが絶滅のおそれのある地域個体群(LP)に指定されている。しかし林業の害獣として駆除されることもある。

参考文献

  • 久保敬親 『ヤマケイポケットガイド24 日本野生動物』 山と渓谷社 2005年12月20日 初版第3刷
  • 熊谷さとし 著 安田守 写真 『哺乳類のフィールドサイン観察ガイド』 文一総合出版 2011年4月23日 初版第2刷
  • 小宮輝之 『くらべてわかる哺乳類』 山と渓谷社 2016年4月15日
  • 久保敬親 写真 小宮輝之 解説 『日本哺乳類図譜』 山と渓谷社 2022年8月15日 初版第1刷
  • レッドデータブック・レッドリスト いきものログ 環境省自然環境局 生物多様性センター

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