ショウジョウトンボ

今月の動物

ショウジョウトンボ

本格的に梅雨入りし雨の多い時期になりましたが、昆虫達は幼虫期を終えて本格的な活動を開始し始めます。
そうはいってもトンボの仲間は4月頃から見ることもできます。こちらのショウジョウトンボもそうしたもののひとつ。特徴はなんといっても鮮烈なまでの赤…といいたいところですが、この色合いはオスに現れるものであって、メスの体色はより淡くて黄色っぽいものです。
トンボは種類が多く、ナツアカネなどの全身が赤いトンボと間違えやすいですが、ショウジョウトンボには胸を横から見た時に黒い縞がないなど、見分けるポイントがあります。
トンボといえば羽ばたきながらも空中で静止したり、飛びながら後方に「進む」こともできたり、人間に知られている多くの生物の中でも最も優れた飛行能力を持っているといわれます。また広い範囲を視界に納めるのに役立つ「複眼」の数は2万個以上と昆虫のなかでも飛び抜けています。しかし小さい頃に虫取りをされた経験のある方ならお分かりかも知れませんが、草や棒切れの上に止まったトンボはいとも簡単に人の手にに捉えられてしまうものです。またツバメなどの飛行に優れ、夏を日本で過ごす鳥には格好の餌となってしまいます。昆虫の仲間は個別に見ていくと他の動物では決して敵わないような能力を持っていたりしますが、全体としては補食される側に収まってしまうので、生物の進化がいかに複雑で深いものなのかを考えさせられる気がします。

スイレンの仲間

今月の植物

スイレンの仲間

この季節から夏にかけて池のある公園などを彩るのがスイレンの仲間。近頃は海外からもちこまれたものや、園芸用に交配し品種改良されたものの方が多いようです。日本に元々自生するものはヒツジグサといってより葉や花が小振りなものになります。名前の由来は未(ひつじ)の刻、午後2時頃に花が開くからといわれますが、実際には朝から花は開き始め夕暮れに閉じてしまいます。
暗い水面にうっすらと浮かぶ白い花には目の覚めるような美しさがあるようにも思いますが、夜型の人が目を覚ます頃にはそれを見るのも難しいでしょうか。

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