フグ目 tetraodontiformes
現生10科106属430種以上。上顎の突出しない小さな口、少数で大きな歯、小さ鰓孔、退縮した腹鰭など共通の特徴を持ちながら、外形は側扁形、球形、箱形などがあり、全長2cmから3mまでの多様な形態を持つ。多くは温帯・熱帯の沿岸に生息するが、一部で外洋、大陸棚や大陸斜面などの深海、汽水・淡水にも進出するものもあり、生息域も非常に多様である。
トラフグやカワハギなどは重要水産種として養殖のための研究が盛んであるが、フグ類独特の毒性についても注目の機会が多いグループである。
分類
- 生物図鑑
- 動物界 animalia
- 脊索動物門 chordata
- 硬骨魚綱 osteichthyes
- フグ目 tetraodontiformes
フグ目に含まれる掲載中の分類群
フグ目に含まれる種
現在2種掲載
参考文献
- "Order Summary for Perciformes", FishBase
- 岩槻邦夫・馬渡俊介 監修 『脊椎動物の多様性と系統』 裳華房 2006年9月25日
- 山野上 祐介 (2015) フグ目魚類の多様性と系統,そして分類 第12回日本動物分類学会奨励賞受賞記念論文 J-STAGE
- 宮正樹 『新たな魚類大系統 ー遺伝子で解き明かす魚類3万種の由来と現在』 新日本印刷 2016年10月31日 初版第1刷
- Catalogue of Life