齧歯目 rodentia
現生哺乳類の中でも最も多様化したグループで約40%を占め、現生2300種以上。陸棲、半水棲、穴居、樹上性など、様々なニッチに適応し、古第三紀の終わり(約2300万年前)以来ほぼ世界的に分布する。頬骨の咀嚼筋構造の形状や、切歯、頬歯、咬筋の挿入を含む眼窩下孔の形状など、咀嚼装置の複雑で特殊な形態学的特徴を持っており、これらは摂取する食物の種類と密接に関係し、環境からの選択的圧力に応じて進化してきた。上顎の大きな一対の切歯は終生伸び続ける。
分類
- 生物図鑑
- 動物界 animalia
- 脊索動物門 chordata
- 哺乳綱 mammalia
- 齧歯目 rodentia
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齧歯目に含まれる種
現在2種掲載
参考文献
- Laurent Marivaux, Monique Vianey-Liaud, Jean-Jacques (15.09.2004) "High-level phylogeny of early Tertiary rodents: dental evidence", Zoological Journal of the Linnean Society, OXFORD ACADEMIC
- 岩槻邦夫・馬渡俊介 監修 『脊椎動物の多様性と系統』 裳華房 2006年9月25日
- 金子之史 著 高槻成紀・粕谷俊雄 編 『哺乳類の生物学 新装版 1 分類 』 東京大学出版会 2020年1月15日 新装版第1刷
- Catalogue of Life