スズメ目 passeriformes
131科1311属約6300種を構成し、種数は現生鳥類のおよそ6割を占める、最も多様な最大の目である。ほぼ全ての陸上環境に適応しているが、海水性のものはおらず、淡水性に適応した種はカワガラスなどのごく一部である。
多くは小型で、環境中のニッチを細かく分け合っている。故に種を特徴づけるや羽毛の色彩などは多様であるが、注目すべきはスズメ亜目の中の鳴禽(めいきん)と呼ばれる一群が特に発達させている、気管支に由来する鳴管(めいかん)という発生器の機能で、2種類の異なる音声を同時に発することができ、さえずりの複雑なパターンを生み出している。さえずりのパターンは遺伝による他、学習を経て形成されることもあり、動物の中でも高度な言語的コミュニケーション能力を成立させている。
分類
- 生物図鑑
- 動物界 animalia
- 脊索動物門 chordata
- 鳥綱 aves
- スズメ目 passeriformes
スズメ目に含まれる掲載中の分類群
スズメ目に含まれる種
現在20種掲載
参考文献
- 岩槻邦夫・馬渡俊介 監修 『脊椎動物の多様性と系統』 裳華房 2006年9月25日
- フランク・B.ギル 著 山岸哲 日本語版監修 『鳥類学』 新樹社 2012年8月1日 第2刷
- "Passeriformes", Catalogue of Life